アンティーク家具の輸入、修復、販売を主に、現在は３代目になります。

河原さんとはエントランスの家具について建築士である私の先輩に相談があり、紹介いただいたのがきっかけです。お客様の動線を考えながら、ソファなどの選定や配置をいくつか提案させていただきました。できたエントランスは、空間が不思議と馴染んで調和しており、河原さんらしさが出ているなあと感じます。ゴージャスなテイストをお好みのようですが、高貴な和の空間に洋のエッセンスもうまく取り入れていて独特のセンスをお持ちですね。

河原さんは、さっぱりとした思い切りのいい印象ですね。ほかにも、客室に飾る絵画やのれんなど気軽にLINEで相談をいただいていましたが、スピードが早い。１、２週間かけて椅子生地を選ばれる方もおられる中で、河原さんの決断の早さは圧倒的です。

アンティークは、河原さんのように自由に楽しんでもらえたらいいなと思いますね。いかにも西洋のものに合わせるより、好きな感性で組み合わせると斬新さがでます。オープンハウスや店舗ディスプレイを提案させていただくこともありますが、コンクリート打ちっぱなしの空間＋アンティークといったように、古さと新しさ、自然素材と人工素材など異質の組み合わせは、ないはずのところにあるおもしろさが出ます。京町屋＋アンティークはとくにおススメです。

アンティークの良さは、時間が経っても陳腐化せずむしろ価値が増すこと、そのカッコ良さを生かす楽しみがありますね。自然素材や手づくりであることから経年によるそりが出ることもあります。その味を生かしながら家具として使えるように、折り合いをつけて修復するおもしろみもあります。だから一点一点に思い入れがありますね。キズも一点もののセンス。そういったところも含めてかわいがっていただけたらと思います。

アンティーク家具を中心とした空間プロデュースも行っています。個性が強いのでどう合わせたらよいか分からないという方はお気軽にご相談いただければ。

例えば寝室にジュエリーボックス。照明や置く場所などによってよりお気に入りの空間になります。日常にアンティークを楽しんでもらえたらと思います。